介護保険ことはじめ
松谷病院
枚方市津田西町1-29-8 TEL 072(859)3618

MSW室長 小澤 陽子さん
(医)松徳会 松谷病院MSW(医療相談室)室長
メディメゾン東月施設長 介護支援専門員 社会福祉士


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認知症への対応 平成23年12月15日号
リハビリテーション 平成23年11月15日号
要支援・要介護ってどういう意味? 平成23年10月15日号
介護保険ってどんなもの? 平成23年9月15日号


認知症への対応

高齢者人口が増えていくときに問題となるのが認知症患者への対応です。今回は認知症について考えていきましょう。
 認知症に対する制度や施策はたくさんあるのですが、それが一つにまとまっていないのが課題で、来年4月の制度改正に向けて現在、色々な仕組みが作られています。それでは具体的にどうしたらよいのでしょう。
 「おかしいな」と気付いたら、まずかかりつけの先生に相談しましょう。認知症は精神科だけでなく内科などの病院でも診断・治療ができます。認知症サポート医という制度もあり、研修を受けた医師が大阪府内で100人ほど、枚方・交野市内にも6人おられ、認知症に対しての診断・治療などを行い、認知症疾患医療センターなどへの紹介も行っています。当院の理事長もサポート医の一人です。
 今は良い薬も出ていますので「早期発見・早期治療」が決め手です。
 そして、生活上問題が出てくれば、ケアマネージャーや担当の地域包括支援センターに相談します。病院からも紹介できますので、ぜひご相談ください。
 次回は最終回です。


リハビリテーション

今回はリハビリテーションについてです。
 脳梗塞や脳出血などで麻痺が残ってしまった患者さんは、救急で運ばれた病院でリハビリを受け、残った機能を何とか動かせるようになります。が、今の医療制度では発症早期から病院でリハビリを行い、およそ3か月程度で「病院で集中的にリハビリを受けられる期間」は終わってしまいます。では、その後はどうしたらいいのでしょう?
 高齢者の場合、その後の継続的なリハビリは介護保険で行うことになっており、通所リハビリ(デイケア)、訪問リハビリ、老健施設入所でのリハビリがそれにあたります。しかし、リハビリは魔法ではありません。ご本人の残された力を精いっぱい引き出し、今後の生活の質を上げることが最大の目標です。 例えば、トイレで排泄時、少しでも立っていることができれば、介護する側も無理なく介護ができます。また「座れる」ことは生活の第一歩と言えるのです。
 介護保険サービスを上手に利用しながら継続的にリハビリを受け、生活の基本である「座る・立つ・歩く(移動する)・食べる」生活が送れるように考えてみませんか?
 次回は認知症についてのお話です。


要支援・要介護ってどういう意味?

 台風一過で、秋らしい気候になって来ました。美術館や、コンサートなどに行くと、高齢の方がたくさん来ておられます。日本は高齢化率が22%程度で、人口の約4人に一人は65歳以上ですが、65歳以上で、要介護認定を受けられているのは17%強に過ぎません。約8割の方はお元気に生活されているということでしょうか。
介護保険の段階は、要介護1〜5まで5段階あり、数字が大きくなるほど介護が必要な状態になります。
 ところで保険というものは保障するべき状態になってから使えるのが普通で、病気もなってからでないと保険適用になりませんし、健診や人間ドックなど予防には保険が利きません。
 でも、介護保険は実は予防にも使えるのです。介護保険には要介護1〜5とは別に、要支援1、要支援2という段階があります。これは要介護になる前の状態で、ここで介護予防サービスを使い、要介護状態になることを防ぐ意味合いがあります。要支援では使えるサービスに多少制限がありますが、要介護状態になる前の大事な時期です。頑張ってリハビリテーションをしませんか?
 次回はそのリハビリテーションについてです。


介護保険ってどんなもの?

 平成12年に始まった介護保険も施行後10年がたち、その間色々な改正が行われてきました。
 現在、日本は高齢化率22・7%の超高齢社会に突入し、5人に一人は65歳以上の高齢者という社会情勢にあります。
 誰もが健康で長生きしたい、長期間の介護を受けたくないと思ってはいるのですが、
現実は65歳以上の高齢者の2割の方が介護認定を受けています。
 自分が、また、両親が介護を受けるような状態になったら一体どうしたらいいのだろう、生活はどうなるのだろう
等々。「いざ!」という時あわてないために、これから4回にわたって入院や、
介護保険の仕組みなどを分かりやすくお伝えしていこうと思います。
 私は松谷病院の医療相談室で日々、「病院を移らなければならなくなったので入院させてほしい」、
「介護サービスを受けたいけれど?」「認知症がひどくなってきたがどうしたらいい?」など様々な相談を受けています。
 皆様が疑問に思うこと、困っていることなどの解決の糸口になるようなコラムにしていきますのでどうぞご参考になさってください。


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